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子連れで行く海外旅行。海外旅行保険の加入は必要?

海外旅行保険タイトル

海外旅行大好き、なすとと(@_nastoto)です。

家族での海外旅行の計画は考えるだけでも楽しくなりますよね。

とまかーか
とまかーか
危険な国に行くわけでもないのに、海外旅行保険って必要かなあ。
なすとと
なすとと
海外旅行保険には必ず入っておこう。なすととも入院・盗難など総額80万円ほどは保険で助かったよ

「たった2〜3日の日程だから、保険にお金払うのも無駄じゃないかな。」「とりわけ危険な国に行くわけでもないから大丈夫だろう。」

と、安易に考えてはいませんか?

安心安全に海外旅行を楽しみたいなら、海外旅行保険にはかならず加入すべきです。

とくに旅行中は長時間移動や気候・環境の変化で体調を崩しやすくなります。小さな子どもはなおさらですね。また事故や盗難などのトラブルも考えられます。

この記事で保険の種類や加入方法を参考に、安心安全に旅行に出かけましょう。

海外旅行保険の加入が必要なわけ

海外旅行保険に入っておかないと、万が一大きなトラブルに見まわれたときの負担額がとてつもないです。

以下は実際にあった事例です。

米国の医療費は高額なことが知られています。ましてやICUともなれば、その医療費はぐっと高くなり、総額1千万円を超えることも珍しくなく、数千万に達したケースが報告されたこともあります。実際に、ある海外旅行保険会社によると、ここ5年間で扱った日本人医療費の最高額は、病気でハワイにある病院のICUで治療を受けたケースで3,800万円だったそうですが、こちらは全額が海外旅行保険の適用となり、ご家族の金銭負担はありませんでした。

引用:外務省海外安全ホームページ

もしも、数千円の海外保険未加入のために3,800万円もの大金を自腹で支払わなければならなかったとしたら恐ろしいですね…。

国の健康保険でも海外療養費制度がありますが、支給額は一部給付のみで自己負担額が出てしまうのでとても十分とは言えません。

万が一のトラブル時にも自己負担額をゼロにするには、海外旅行保険にはかならず加入しましょう。

海外旅行中に遭遇するトラブル

ジェイアイ傷害火災保険の2016年度の『海外旅行保険事故データ』によると、事故発生率は3.4%で海外旅行に出かけた29人に1人が何らかのトラブルに遭っていることになります。

補償項目の多い順は次のとおりです。

  1. 治療・救援費用(51.5%)
  2. 携行品損害(30.9%)
  3. 旅行事故緊急費用(13.7%)

続いてAIG損保による2016年のデータです。

  1. 健康にまつわるもの(72.9%)
  2. 手荷物にまつわるもの(16.4%)
  3. 航空機にまつわるもの(5.2%)

両社のデータから見て、海外旅行中の日本人が見舞われるトラブルで最も多いのは「ケガや病気による治療・救援費用」だということがわかります。

なすととの実例

僕自身、学生のときに旅にハマり、社会人になってからも休みをみつけては海外に足をはこんでいました。周った国は計24ヶ国にのぼります。

そんな中で、僕が実際に見舞われたトラブルで海外旅行保険で補償してもらったケースを紹介します。

  1. 発熱で通院(1万円/タイ)
  2. 銀歯が抜け虫歯治療(1.5万円/タイ)
  3. 指にばい菌が入り切開手術・破傷風ワクチン接種(3万円/アルゼンチン)
  4. 感染症(赤痢?)で入院2泊3日(4万円/インド)
  5. 犬に噛まれ狂犬病ワクチン接種(20万円/ベトナム・日本)
  6. カバン盗難にあう(50万円/ボリビア)

こうして振り返ってみると我ながら色々トラブルがあったもんです…。

なんと、補償総額は80万円にものぼります。

すべて自腹で支払わなければならなかったとしたら、トラブルと出費につきダブルで痛かったですね。

やはり僕の場合もほとんどがケガや病気によるものです。

僕の場合、カード付帯で補償内容が最低限の海外旅行保険でしたが全額補償してもらえました。

海外旅行保険は万が一が起こったときの備えにはなることは間違いありません。

どんなこと補償してもらえる?

海外旅行保険で補償される主な内容は次のとおりです。

病気・ケガに対する補償

治療費用

旅行中のケガまたは病気により医師の治療を受けた場合の治療費用など。

傷害死亡・後遺障害

旅行中のケガにより死亡・後遺障害が生じたりした場合。

疾病死亡

旅行中に病気により死亡した場合など。

救援者費用

旅行中にケガや病気で3日以上続けて入院し、家族が現地にかけつけた場合などにかかった費用。

他人に対する補償

賠償責任

他人にケガを負わせたり、他人の財物を壊したりしたことなどによって、法律上の損害賠償責任を負った場合。

持ち物に対する補償

携行品損害

身の回りの持ち物が盗まれたり、壊れたりした場合など。

その他の補償

航空機寄託手荷物遅延等費用

航空会社に預けた手荷物の到着が遅れたため、着替えなどを購入しなければならなかった場合など。

航空機遅延費用

搭乗予定航空機の欠航や運休等により交通費や宿泊施設などの費用を負担した場合。

 

保険でカバーされる範囲や補償額はプランによって異なるので、よくチェックして自分にあったものを選びましょう。

加入するにはどうしたらよいか?

海外旅行保険の加入の方法としては次の通りです。

保険会社の海外旅行保険プラン

保険会社の海外旅行保険プランは各保険会社窓口、ネット、旅行代理店などで加入手続きができます。

空港にも保険カウンターがあり、出国直前に加入することもできます。ただ、空港での加入の場合は自宅〜空港の道中にトラブルが起こったケースには適用されないので、出発日までの加入をおすすめします。

クレジットカード付帯保険

クレジットカード付帯の海外旅行保険は、有効期限内カードであれば自動的に付帯している「自動付帯」のものと、楽天カードのように、クレジットカードで旅行費を支払ってはじめて効力が発生する「利用付帯」のものがあります。

それぞれの主な特徴は

<保険会社の海外旅行保険プラン>

  • 補償内容ーえらべる
  • 保険限度額ー大
  • 旅行毎に加入手続きが必要

<クレジットカード付帯保険>

  • 補償内容ーえらべない
  • 保険限度額ー少
  • 旅行毎に加入手続き必要なし

保険会社の海外旅行保険はプランも様々なので、予算や補償内容を考えて自分にあったものを選びやすいですね。

カード付帯の保険はフリープランに比べ補償額が低いものが多いですが、旅行に行くたびに加入手続きをしなくてすむのが楽です。

家族で旅行する場合、加入者の家族(配偶者・子供・親)も海外旅行保険を受けられる「家族特約」付きのカードを1枚持っていると安心です。

カード付帯の保険を基本として、補償が足りない部分は保険会社の海外旅行保険でカバーするというハイブリッドな保険の掛け方もアリです。

まとめ

旅先での安心を買っているつもりで、海外旅行保険は旅行前に必ず加入しましょう。

僕はカード付帯の保険があったからこそ、旅先で感染症にかかったときや、犬に噛まれたときも迷うことなく病院に駆け込めました。とくに、狂犬病は発症すれば致死率100%と言われている恐ろしい病気です。

もし、保険に入っていなければ、高額な金銭的負担が出ることが頭をよぎり、「まあ大丈夫だろう」と、限界まで病院にも行かなかったかもしれませんね…。

いざという時は保険がある、という安心感があれば旅行先でも気兼ねなく楽しむことができますよ。

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