菜園ビギナーのなすとーと(@_nastoto)です。
毎日食卓に並ぶ野菜ですが、
- 子どもがなかなか食べてくれなくて困る
- 無農薬で安全性の高い野菜を食べさせたい
と、考えているパパママも多いのではないでしょうか。
そんなパパママは今日から子どもと一緒に野菜作りに挑戦してみませんか。
自分たちで野菜を育てることは、
- 野菜の日々の成長が楽しめる
- 安心安全な野菜を食べられる
のはもちろん、子どもの成長にも良い影響がたくさんあることが分かっているんです。
野菜作りは子どもの五感を発達させて感情豊かにする
野菜などの植物は季節ごとに、色・かたち・匂いがどんどん変わっていきます。
日々の野菜の変化に向き合うことは、視覚・嗅覚・触覚への刺激になり子どもの五感の発達につながります。
植物の成長を間近で見ることで、生き物や自然の不思議に気づくことができます。
また、毎日世話をした野菜が花や実をつけたときの喜びや達成感は心の発達につながります。
野菜作りは子どもの野菜の嫌い解消につながる
毎日世話をして、成長を見とどけている野菜には「ぼく・わたしの野菜だ」という意識がめばえて愛着がわいてきます。
その結果、いままで苦手だった野菜もすすんで食べられるようになることがあります。
実際に幼稚園で園児自ら野菜栽培体験をすることで、栽培を行った野菜については給食摂取量が増加したという調査結果もあります。
野菜作りは子どもの責任感や忍耐力を養うことができる
野菜は毎日世話をしても少しずつしか成長していきません。
「早く育たないかな、早く実がならないかな」と待ちこがれても自分の力ではどうにもならない自然の摂理を知ることになります。
また、少しずつ成長していく野菜を根気よく世話していくことで、命を育ている責任感や忍耐力を養うことができます。
家庭菜園・なすとーと一家のケース
我が家は都市部にあり、緑豊かというほどのロケーションでもありませんが、少し離れた場所に市民農園の小さな畑を借りています。
畑が周りにない人も、プランターや土囊袋でも野菜は育てられます。
デメリットをあげると野菜作りはそれなりに手間がかかることです。
子育ての最中、野菜をじっくり育てる時間もなかなかない人が多いかと思います。ですが、それほど手がかからない野菜を選んで植えると、思いのほか人が手を加えなくても成長してくれます。
わが家では初心者でも育てやすい、ハーブ類やサツマイモなどを中心に植えました。割とほったらかしでしたが、秋には沢山大きなお芋が採れましたよ。
3歳になる我が家の娘は畑で土や野菜を触ったり、虫やカエルなどの生き物を探すのが楽しいみたいで、「畑見に行こうか」と誘うと喜んでついてきます。
サツマイモの収穫のときは、収穫〜水洗い〜芋のツル処理まで、日が暮れるまで楽しそうにやってくれました。
まとめ
野菜を育てることは、収穫の喜びはもちろんのこと、それまでの過程においても様々な良い体験ができます。
また、自分たちで種まきから収穫まで世話するので、安心安全な野菜をいただくことができます。
何より、子どもと一緒に植物や自然の流れに向き合う時間は楽しくてリラックスできるもんですよ。家族での思い出づくりにもなりますしね。
野菜を楽しく作って、美味しくいただく、家庭菜園を今から始めてみませんか。
(参考文献)野田敦敬 中川雅代「植物教材によるこどもの成長に与える影響」
愛知教育大学教育実践総合センター紀要 第7号, pp. 103~110(February, 2004)