旅行大好き、なすとと(@_nastoto)です。
産後も数ヶ月経つと、パパママも赤ちゃんとの生活に少し慣れてきた頃ではないでしょうか。
これまでの数ヶ月、赤ちゃんの世話だけに集中してきたパパママも、少し羽を伸ばしたい気分にもなりますよね。
旅行が好きなあなたなら「海外リゾートでリラックスしたい」「育休のうちに海外旅行に行きたい」などの思いもあるでしょう。でも「赤ちゃん連れでの海外旅行は無理だろうな…」と諦めてはいませんか?
「赤ちゃん連れでの海外旅行なんて非常識では」と、周囲からの批判もあるかもしれません。「長時間での移動に耐えられるかな」「現地の治安や衛生は大丈夫かな」などの心配もあるでしょう。
それでも、ポイントを抑えてしっかり準備すれば決して無理なことではありません。
しっかり準備をして赤ちゃん連れの海外旅行を実現してみませんか?家族での思い出作りにもなるし、あなた自身もリフレッシュできるはずです。
目次
赤ちゃん連れの海外旅行は非常識か
赤ちゃん連れでの海外旅行は非常識なのでしょうか?そんなことはありません。もちろん、大人だけでの海外旅行と同じようには行きませんが、ポイントを抑えれば十分可能です。
そもそも、航空会社やホテルは赤ちゃん連れのファミリーにむけたサービスを提供しています。
僕の海外在住の友人にしても、こどもを連れて日本〜海外往復することは日常的なことです。海外生活している人にはできて、僕たち旅行者にできないはずはありませんよね。
実際、僕は11ヶ月の娘を連れてタイの数都市をツアーではなく自由旅行してきました。もちろん、子連れならではの気づかいは必要です。離乳食やおむつもたくさん持っていかないといけないし、お昼寝もさせないといけない。なにかと制限はありますが、家族一緒に楽しく過ごしてこれましたよ。
海外旅行に連れて行く赤ちゃんは何ヶ月から
生後8日未満の赤ちゃんでなければ飛行機には乗れますが、連れての旅行となると首・腰がしっかり座って一人でお座りできるくらいが安心です。
ベビーカーを持ち込めない場所でちょっと赤ちゃんをおろしたいた時などに、ネンネしかできないとなるとなかなか大変ですしね。また、その頃になると赤ちゃんの体力もついてくる頃です。
わが家の場合、娘は0歳11ヶ月で一人で歩けるレベルでした。自分で床に立ったり座ったりしてくれているだけでもずいぶん助かりましたね。
旅行プランを決める
目的地までのフライトは7時間まで
子連れで海外旅行を行くことを決めたら、つぎに旅行先を選びましょう。
目的地までのフライト時間は短いに越したことはありませんが、長くても7時間までくらいがおすすめです。ママとしては、なるべく機内で授乳やおむつ交換の回数は少なくしたいところですよね。平均3時間おきの授乳が必要と考えて、機内で2回前後で済むフライト時間だと負担も少ないでしょう。
僕は貯めたマイルで交換した特典フライトを利用したので、関空→羽田→バンコク→プーケット(約12時間)と経由を重ねる、なかなかハードな移動でした。幸い娘は機内ではほとんど寝ていて離着陸時の気圧の変化にも問題なし。最後のフライトはさすがに1日の疲れが出たのかグズグズしていましたが、そのうちに寝落ちしてしまいました。
機内の「ゴォーー」って音は胎内音みたいで案外落ち着くのかもしれませんね。
滞在型のプランでゆったり過ごす
目的地は空港がある都市を選び、現地での移動はなるべく少なくしましょう。観光地めぐりはほどほどに、滞在型のゆったりした旅行プランを。
観光地は人が多いし、見て周ってばかりだと子供は退屈しがちです。詰め込みの観光地巡りでグッタリするより、海外ならではの環境でゆったり過ごすのがおすすめです。
渡航先が決まれば、感染症や治安の最新情報も確認しましょう。
ホテルを選ぶ
中級以上のプールやキッズルーム、スパ・エステ、スポーツジムなどがそろったリゾートホテルがおすすめです。施設が整っていればあえてホテル外を移動する必要もないので子供もパパママも安心して楽しめますよ。
僕たちは雰囲気が気に入って選んだゲストハウスにも泊まりましたが、値段は安いものの素泊まり宿のようなもの。きめ細やかなサービスはないので、子連れの場合はやはりホテルの方が快適でした。
寝具については海外はベッドが基本。赤ちゃんがベッドから落ちるのが心配な人は、ホテル予約時にベビーベッドの有無を確認しておきましょう。
わが家の場合、娘がひとりで寝ることに慣れておらず、添い寝しなければならなかったので、用意してもらったベビーベッドを使うことはありませんでした。
キングサイズのベッドは家族で十分寝れる広さでしたが、寝ている間に子供が床に落ちないか心配でした。なので、結局はベッドマットを床に下ろして寝ました。
ホテルの食事はブッフェ形式だと、食べやすいものを確かめながらチョイスできるのでおすすめです。
フライトの予約〜搭乗時のポイント
フライトの予約時には赤ちゃんがいることを伝えましょう。壁前の足元が広い座席やトイレ近くなど、子連れに最適なシート予約してもらえます。ベビーベッドを設置してくれる航空会社もあるので、予約時に相談しましょう。
空港ではチェックイン時に航空会社のベビーカー借りることができ、搭乗直前まで使用することもできます。ですので、持参のベビーカーは機内預け荷物にしてしまいましょう。
赤ちゃん用のパスポートももちろん必要です。事前に忘れずに作っておきましょう。
できるだけ、搭乗直前までは寝かさずに空港内のキッズスペースなどで遊ばせて、ミルクまたは食事とオムツ替えを済ませておきましょう。
婚前にパスポートを作っているパパママは、今現在の苗字と異なってはいませんか?予約した搭乗者名とパスポート記載の苗字が異なる場合は、飛行機に搭乗できない場合があります。搭乗者名とパスポート名は同じになるようにしておきましょう。
機内での過ごし方
離着時の気圧の変化で耳が痛くなり泣き出す赤ちゃんもいます。泣きだしたときはミルクやドリンクを飲ませて耳抜きさせましょう。
機内は空調が効きすぎていることもあるので、体温調整には気をつけて。持参のブランケットを持ち込むか、機内備えつけのもので調整を。
ミルク(お湯)やこども用の食事、オムツなどは機内サービスで準備されています。ベビーシートやベビーベッドも事前に言っておけば設置してもらえます。
日系航空会社では子連れ旅客にむけて次のようなサービスを提供しています。
赤ちゃん用に座席予約していない場合、赤ちゃんはパパママの膝上で過ごすことになります。その状態では機内食をいただくのもなかなか大変。パパママでお互い抱っこを交代しながら過ごしましょう。
数時間座っりぱなしも、子供達には退屈な時間。暇つぶしにスマホやタブレットに子供番組やゲームを入れておくのも忘れずに。
現地空港からホテルへの移動
入国審査は国によっては、小さなこども連れの家族は優先レーンに通してくれることがあります。
空港〜ホテルは徒歩での移動ができるだけ少なくなるよう、可能であればタクシーを利用するのがおすすめです。
子連れでたくさんの荷物を抱えての徒歩は大変。鉄道やバスだと、どうしても駅・停留所〜ホテルを徒歩で行かないといけませんからね。
タクシーだと、ドライバーさんが荷運びを手伝ってくれるうえ、ホテルの真ん前まで乗りつけてくれます。子連れには助かりますね。
現地でのトラブル対策
滞在先にて環境の違いや移動の疲れなどで体調を崩すことも十分ありえます。
海外旅行保険は必ず加入していきましょう。病気・ケガだけでなく、盗難や携行品破損にも適用される保険もあるので、内容はしっかり確認を。
入院が必要な大きなケガ・病気の場合、保険未加入だと高額な支払いが発生するケースがあるので要注意です。ICU利用ともなると医療費が1,000万円を超えることも珍しくありません。
できれば、日本語通訳が常駐している病院がある滞在先を選べば安心ですね。加入した保険の指定病院であれば、キャッシュレスで受診できます。
個別の海外旅行保険以外の方法として、海外旅行保険付帯のクレジットカードもあります。補償額や使いやすさを比較して検討しましょう。僕は保険付帯のカードを持っていて、旅行中の通院・入院・盗難で補償してもらったことがあります。子供の分は個別の海外旅行保険に加入していきました。
まとめ
僕は一人旅のときは、無計画・行き当たりばったりの旅スタイルが好きなのですが、子連れでの海外旅行は計画と段取りが全てです。事前にしっかり準備をして不安をなくして旅立ちましょう。
行ってさえしまえば、あとは家族で滞在をめいいっぱい楽しむだけですからね。「赤ちゃんがいるからやめておこう…」と諦めていたパパママが海外旅行に行くきっかけになればうれしいです。