@_nastoto)です。
旅行大好き、なすとと(世界の絶景としてよく取り上げられるウユニ塩湖を知っていますか?
僕も南米大陸を周遊しながらウユニ塩湖を訪れました。
ウユニ塩湖の景色は文句なしの絶景でしたが、ウユニに向かう途中、なんとメインの荷物であるバックパックをまるごと盗まれてしまったのでした…。
その後、着の身着のままの軽装で旅行を続けるハメになってしまいました。
幸い海外旅行保険には加入していたので、帰国後に補償を受けることができたのでまだ助かりましたが、旅行中は大変な思いをしました。
そのときのことを書いてみました。
- ウユニ塩湖に行く人
- 海外旅行に行く人
- 海外旅行保険に入るべきか迷ってる人
ウユニ塩湖への起点はボリビアの首都ラパス
日本からウユニ塩湖をめざすには、ボリビアの首都ラパスが旅の起点になります。
ボリビアの首都ラパスは標高3,600〜4,000mを超す高地にある、すり鉢形の街です。
空気が希薄なために、吸っていないタバコの火が消える、ビールやコーラが激しく泡立つ、袋菓子、シャンプーなどが膨れあがったり破裂する、輸入品の粉クリームのふたを初めてあけるときに粉が吹き出るなど、高地特有の様々な現象が起きる。
酸素が不足するため、旅行者は高山病にかかりやすく、ひどい場合、嘔吐する。急な坂だらけの街であるので、長く住んでいる人でも息が切れて苦痛を感じることが多い。空港には酸素マスクが常備されている。【出典】Wikipedia: ラパス
怪現象がめじろ押しすぎて、ほんとうに人間が住んでいて大丈夫な土地なのか疑いたくなります…。
かなりの高地ゆえ旅行者にとって過酷な環境であることは間違いありません。
サッカーのアルゼンチン代表・メッシ選手も、世界一の標高にあるラパスのスタジアムでアルゼンチンvsボリビアの代表戦をしたときに体調を崩し酸素吸入するはめに。「あのスタジアムでプレーするのは最悪」と語ったほどです。
ラパスから陸路でウユニへ向かうには
- ラパス → オルーロ(バス) = 約4時間
- オルーロ → ウユニ(鉄道) = 約7時間
というルートで目指します。僕もこの行程でウユニに向かいました。
【要注意】ラパスの長距離バスターミナル
ラパスからバスに揺られること約4時間。ウユニに向かう鉄道駅があるオルーロに到着。
バスを降り、トランクに預けた荷物が降ろされるのを待ちます。
…。
待てども待てども出てこない。
不安になり荷物預り札の半券を係員に見せます。
嫌な予感がよぎります。
思い返せば、発車前にラパスのバスターミナルで気ががりなことがありました。
ラパスの長距離バス係員はニセモノだった?
これまでペルーから数週間かけて陸路でボリビアに入るまで旅をしてきて、南米の治安の悪さを実感していました。
ラパスの長距離バスターミナルも良いウワサを聞かなかったので、荷物にはとくに注意をはらっていました。
バスターミナルにて事前に予約していたオルーロに向かうバスを見つけ乗車。バックパックを預けるのは不安なので車内に持ち込みます。
車内では、係員が忙しそうに次々と乗ってくる乗客のチケットを確認し、指定された席に案内しています。
案内された席に座り、バックパックは足元に立てて膝で抱えておきます。
南米の治安の悪さを実感していたので気がすすみませんが、旅は「郷に入れば郷に従え」です。しかたありません。
バックパックに札をつけてもらい、同じナンバーの引き換え券を受け取り、バスの大型トランクに荷物をいれてもらったのを確認し、席に戻ります。
それから、バスに揺られること約4時間。
目的地のオルーロに到着。下車してみたらトランクに積んだはずの荷物がなくなっていたわけです。
おそらくラパスを発車するまで車内で乗客対応に当たっていた、あの座席を案内してくれた係員が犯人です。
盗人がバス会社の係員のフリをしていただけ、というオチ。
ただただ、「冠するなよ。」という思いです。
荷物を盗まれたあとの現地での対応
出発前に海外旅行保険には加入していたので、警察で盗難被害の証明書さえ書いてもらえれば帰国後に補償は受けれます。
とりあえず、オルーロで警察に駆け込みます。が、事情を説明するにも英語がほとんど通じません。
居合わせた英語を話せるアルゼンチン人の旅行者が、スペイン語に通訳して警官に説明してくれました。
と、警察の4輪バギーの後ろに乗せられ、各バス会社のオフォスなどいくつかめぐります。
親切な警官はバス会社のスタッフに詰め寄ります。
結局、1時間ほどあちらこちらに連れ回していただいたが荷物は出てこず。
残念だけど幸い身につけていたパスポートとお金は無事だったので、盗難証明書を書いてもらいました。
オルーロの市場で着替えや生活必需品を調達して、翌日にウユニ行きの列車に乗りました。
荷物は出てきませんでしたが、親切で熱心な警官には感謝です。
手元に残った荷物は

- カメラ
- パスポート
- 財布
- ポーチ(中にメモ帳とガイドブック)
以上。
学校や会社に行くにしても、もう少し荷物持っていくわ、というほどの量です。
もはや、逆にモノに対する執着から解き放たれ、清々しい気分にすらなってきました。
この後、行く先々で
と言われ続けました…。
帰国後に海外旅行保険で全額補償
残されたポーチに収まる程度の荷物で、その後も
ボリビア → チリ → アルゼンチン →ブラジル
と旅を続け、無事帰国。
盗まれた荷物のリストと、オルーロで発行してもらった盗難証明書を保険会社に送り、海外旅行保険から総額50万円ほど補償を受けることができました。
僕はクレジットカード自動付帯の海外旅行保険でしたが、ほぼ被害額をカバーでき助かりました。
まとめ
海外旅行に行く時、海外旅行保険に入ろうかどうか迷われる人もいるかと思います。
「数日間だし保険代もったいないし。まあ、未加入大丈夫だろう」
と油断は禁物です。
旅行先で事故や病気または盗難・強盗にあい、帰国後も金銭的な負担がのしかかってきたらたまったもんじゃありません。
僕もそうでしたが、最低限でもよいので海外旅行保険に加入しているのといないのではトラブル後の負担が全く違います。
安心して旅行を楽しむためにも加入していくことを強くおススメします。
