釣り大好き、なすとと(@_nastoto)です。
近ごろ、巨大魚を追い求めて世界中を釣り歩く怪魚ハンターの活躍をTVや雑誌でよく目にします。
でも、「世界中の怪魚を釣るなんて夢のまた夢…。」なんて思っていませんか?
それが、日本から片道たった5〜6時間のタイで思う存分怪魚釣りができちゃうんです。
タイで釣れるのはバラマンディやチャドーと呼ばれるジャイアントスネークヘッド、メコンオオナマズなどのナマズ系ほか種類も豊富。しかも、物価も安いのでリーズナブルに遊べます。
タイへはAirAsiaやscootなど安価なLCCも多く就航しており、セール時を狙えば往復1万円代のフライトも可能。
僕のようなサラリーマンでも「週末休みにちょっとバラマンディ釣りに」というプランも夢ではありません!
今回はタイでバラマンディとチャドーを釣ってきました。体験談とともに紹介します。
バラマンディとは
バラマンディ (学名 Lates calcarifer) は、スズキ目・アカメ科に属する魚の一種。インド太平洋の熱帯域に分布する沿岸性の大型肉食魚で、東南アジアやオーストラリア北部では釣りや食用の対象として重要な魚である。成魚は全長2m・体重60kgに達する。
出典: Wikipedia
ゲームフィッシュとして人気のバラマンディですが、タイでは主に食用として養殖されています。タイのシーフード料理店ではポピュラーな食材です。
バラマンディを釣る場所
タイでバラマンディを釣るには主に2種類の場所に分けられます。
- 釣り堀
- 養殖池
どちらもバンコクから車で1時間ほどのチャチューンサオ県に集中しています。一般的には釣り堀にて遊漁料を払ってバラマンディ釣りを楽しみます。今回行った『Pilot 111 Fishing Pond』も釣り堀です。
一方の養殖池はそもそも公に釣り客を受け入れていないので、魚はスレていなくて釣りやすいです。ただし、現地ガイドの案内やコネがないと釣らせてもらうのはやや難しく、料金も釣り堀に比べて高くなります。釣れたバラマンディは食用として出荷されるため、基本的にはリリースはしません。
今回はバンコクから車で約1時間、チャチューンサオ県にある釣り堀『Pilot 111 Fishing Pond』でバラマンディ釣りをしてきました。バラマンディの釣り堀としてタイでもっとも知名度があり、世界中からアングラーがやってきます。
店名 | Pilot 111 Fishing Pond |
営業時間 | 6 – 18時 |
遊漁料 | 500B/人 |
所用時間 | バンコクからTAXIで約1時間 |
交通費 | 往復約1500B(高速代含) |
備考 | レストラン・宿泊棟あり。レンタル竿別途料金 |
バラマンディ以外にも釣れる魚種は豊富。釣り堀のショップカードによると次のとおりです。
主なターゲット
- バラマンディ
- ジャイアントスネークヘッド(チャドー)
その他の魚
- メコンオオナマズ
- アジアンレッドテールキャットフィッシュ
- ジャイアントカープ(パーカーホ)
- ジャイアントパンガシウス(カイヤン)
- スポッテッドナイフフィッシュ
- ティラピア
- パクー
まずは釣り堀でのバラマンディ釣りから始めるのがおすすめです。
バラマンディ釣りのタックル
バラマンディ釣りにおすすめのタックルを現地日本人経営のフィッシングショップ『HOOK ON(フックオン)』 のチャカチィ村田さんに聞いてみました。
手持ちのバス釣りタックルが使えるのは助かりますね。
ルアーはどのようなものが釣れていますか?
地元の人に人気のルアーなどはありますか?
ちなみに、チャカチィ村田さんのよく使うタックルはどんなものでしょう。
<大物用>
ロッド | バス用(MH以上) |
リール | バス用ベイトリール |
ライン | PE4号 + リーダー50lb |
ルアー | ギル系のジョイント3/4oz、バイブレーション1/2、サスペンドミノー6cm |
<中型まで用>
ロッド | バス用 |
リール | バス用スピニングリール |
ライン | PE1.5号 + リーダー25lb |
ルアー | シャッドテールワーム + ジグヘッド |
なるほど。でも日本からワンピースロッドとか大掛かりなタックル持っていくのは大変だな…。
【体験談】タイでバラマンディとジャイアントスネークヘッドを釣る
今回は現地日本人経営のフィッシングショップ『HOOK ON(フックオン)』さんにガイドをお願いしてバラマンディ釣りに挑戦です。
タイ到着後に『HOOK ON(フックオン)』の村田さんと、LINEで集合場所や時間などを再確認。現地滞在中はモバイルWiFiまたは現地SIMは必須です。
バンコクのホテル前、朝5:30に村田さんとの待ち合わせ。
今回はタックルもすべて『HOOK ON(フックオン)』さんでレンタル。日本から釣りタックルに関しては完全に手ぶらでやってきました。タクシーに積んでいざ出発。
朝の通勤渋滞に巻き込まれながらも約1時間ほどで釣り堀の『Pilot 111 Fishing Pond』に到着。日本人の釣り客も多い有名店です。まずは受付にて500B/人を支払います。
受付棟にはレストランもあり食事やドリンクで一息つきながら丸一日ゆっくり遊べます。ルアー販売やタックルレンタルもあり、手ぶらで来てもOK。
釣り堀は田んぼに水をはったような1辺が60mほどの四角形の池が道の両側に9〜10コほど並んでいます。
朝マズメは活性が高く魚の反応もよいのは世界共通。チャドーがメインの池に移動します。
水面がボコボコと湧いています。かなりチャドーたちのテンションが上がっているようです。
チャドーたちが狂喜乱舞しているど真ん中にフロッグを投げ込み、速めに巻きとります。すぐにガツンと重いアタリが。
ファイトはランカーサイズのバスにも負けない強烈な引きです。格闘の末、早速1匹GET。
黒いまだら模様に虹色の魚体が美しいチャドー。他のアジアの国ではトーマンとも呼ばれるジャイアントスネークヘッドです。サイズは45cmほどです。
歯が鋭いチャドーはバス持ちは厳禁。フィッシュグリップを使いましょう。
その後しばらくルアーを投げますが、水面のゆらぎもおさまり静かになりました。
池を移動してバラマンディを狙います。ルアーはギル系ジョイント。しばし試すもアタリなし。
6cmのサスペンドミノーにかえて、ジャーキング&ポーズで攻めます。
指示された通りのアクションを数キャスト繰り返していると、ロッドをひったくられるような強烈なバイトがきました。
かかった獲物はエラ洗いで激しい水しぶきをあげます。どうにか岸によせ釣り上げます。
サイズは約80cm・5キロ超えの立派なバラマンディです。
胸まで持ち上げるのもなかなか大変なサイズです。でも、この池にはこの倍の10キロを超えるサイズのバラマンディもいるとのこと。
その後はなかなかアタリもありません。池を変えてスピニングとシャッドワームジグヘッドリグのライトなタックルに。
ツンツンとしたアタリはたまにありますが、のってきません。バラマンディではない魚でしょうか。
時間は午前9時を回りました。朝とはいえ日も登ってくるとさすがに暑くなってきます。そういや、ここタイは常夏の国でした…。
炎天下での釣りは体力も奪われていきます。熱帯の日差しと熱中症対策には気をくばりましょう。
とそのとき、
見ると釣り堀のスタッフが池に何かをばら撒きはじめました。同時に水面がバシャバシャと水しぶきをあげます。
スタッフが撒いているのは魚たちのエサのようです。チャドーのときと同じく、水しぶき上がる中にルアーを投げ込みます。
ヒット!いい引きです。50cm弱のバラマンディです。
まあ、せっかくタイに来たので釣れないよりは釣れたほうがよいです。アタリがあまりないときは、エサ撒きのタイミングを狙いましょう。
チャドー1匹とバラマンディ2匹という釣果に満足。まだ午前10時ですが、本日は終了。
帰りのタクシーを呼んでもらっている間にレストランで冷えたコーラで一服。
遊漁料500B/人でこれだけ遊べたらコスパもよしで満足です。
まとめ
日本からたった片道5〜6時間のタイにて、日本にはいない怪魚釣りをリーズナブルに体験できて満足でした。
今回はタックルも全てレンタルして身軽ではありましたが、次回はモバイルロッドやルアーなど自前のタックルで釣ってみたいところです。さらにバラマンディ料理も味わってみたいと思います。
タイは時間・価格とも気軽にいける海外の1つです。途タイの際には観光ついでに怪魚釣りに足を運んでみるプランもいかがでしょうか。
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