旅行大好き、なすとと(@_nastoto)です。
家族で行く海外旅行、なかなか大きな出費ですよね。できればLCC利用で移動費を抑えたいところです。でも、赤ちゃん連れだと機内での快適性が気になるところ。
そんな家族は飛行機の予約時に、赤ちゃん用の簡易ベッドのベビーバシネットを取り付けてもらえる座席の予約を考えてみてはどうでしょうか。
今回、我が家が海外旅行にいくときにエアアジアXのベビーバシネット付き座席を利用してみました。以下、エアアジアXのベビーバシネット付き座席について、体験談とともに紹介します。
目次
LCCのサービスについて
格安航空会社(かくやすこうくうがいしゃ)とは、効率化によって低い運航費用を実現し、低価格かつサービスが簡素化された航空輸送サービスを提供する航空会社である。ローコストキャリア(Low-cost carrier, LCC)[注釈 1]とも言われる。
出典: Wikipedia
LCCは座席指定・機内食・ドリンクなどのサービスは有料オプションです。映画・音楽などの視聴サービスも基本ありません。その分フライト料金は低価格に設定されています。
赤ちゃん用バシネット付き席を指定する場合もオプション料金がかかります。また、エアアジアXではベビーフードやボトルを温める機材は搭載されていません。赤ちゃん用のミルクや離乳食は搭乗前に準備しておきましょう。
赤ちゃん用ベビーバシネット付き座席とは
エアアジアXでは有料オプションでベビーバシネット付き座席を指定できるものがあります。ベビーバシネットは赤ちゃん用の簡易ベッドです。前が壁になる座席の壁面にセットしてもらえます。
エアアジアXでは11kgまでの赤ちゃんが利用可能。航空各社ともおおむね2歳未満の10〜14kgまでの赤ちゃんを対象としています。
赤ちゃん用ベビーバシネットのメリット
赤ちゃんをぐっすり寝かせておける
飛行機内では赤ちゃんはひざ上抱っこが基本ですが、ベビーバシネット付き座席であれば寝かせておくことができます。やはり横になれるほうが赤ちゃんもよく寝てくれて助かります。
パパママも快適に過ごせる
ベビーバシネットがなければ赤ちゃんはパパママのひざ上に抱っこしておくことになります。交代で抱っこするにも、長時間のフライトではパパママにとっても負担です。
ひざ上抱っこしたままでは、飲食するのもままなりません。すこしの間でもベビーバシネットに赤ちゃんを寝かせることができれば、パパママも機内での時間をゆっくり過ごせます。
赤ちゃん用ベビーバシネットのデメリット
追加料金がかかる
エアアジアXではベビーバシネット付き座席を指定すると、追加オプション料金がかかります。
ベビーバシネット付きホットシートはスタンダードシートに比べて4,000〜5,000円ほど高くなります。家族数人での旅行では少しでも航空運賃を節約できるようにしたいですね。後ほど説明する座席指定の方法がおトクです。
シートベルト着用サイン点灯時は使用できない
離着陸時や乱気流によるシートベルト着用サインが点灯してるときはベビーバシネットを使用できません。その時は、パパママのひざ上抱っこをしていなければなりません。
赤ちゃん用バシネット席の指定の節約方法
家族数人で搭乗するときは赤ちゃんの人数だけベビーバシネット付き席を指定して、後の搭乗者は1列後ろの席を指定するのがおトク。

我が家の利用したエアアジアXの場合、ベビーバシネット付きのホットシートを座席指定するとオプション料金が6,399円でした。
一方、後ろの1列はスタンダードシートでオプション料金は1,894円です。
僕たち家族4人は、大人2人・幼児1人(娘)の計3席が必要だったので、ベビーバシネット付きのホットシートに3席横並びにすると
6,399円 x 3席 = 19,197円
のオプション料がかかります。
一方、1名をベビーバシネット付きホットシートにして2人を後部のスタンダードシートにした場合は
(6,399円 + 1席) + (1,894円 x 2席) = 10,097円
その差
19,197円 – 10,097円 = 9,100円
全員をホットシートに横並びで指定するよりも、
片道で9,100円、往復では18,200円
もおトクになる計算です。
席は前後に分かれてしまいますが、往復で2万円弱もおトクです。旅行先のホテルをアップグレードしたり、いいレストランに食べに行くには十分な額ですよね。
【体験談】エアアジアXのベビーバシネット付き席を利用してみた
今回は家族4人ー大人2人・3歳(娘)・0歳10ヶ月(息子)の海外旅行でエアアジアXを予約。日本ータイ往復(片道約6時間)のフライトでベビーバシネット付き席を利用してみました。
搭乗時は機内に入る直前までベビーカーを使えました。ホットシート予約の家族は優先的に搭乗できます。

壁前のホットシート席は足元も広くて快適。壁にベビーバシネットを取り付ける金具があります。ホットシートは追加料金が高いせいか、横1列のうち僕たちの予約した1席以外は空席でした。
離陸時は赤ちゃんを専用ベルトを着けてひざ上に抱っこします。シートベルト着用サインが消えたら、客室乗務員さんがベビーバシネットを取り付けに来てくれました。
客室乗務員さんから、ベビーバシネットについて注意事項をいくつか説明受けます。
- シートベルト着用サインが出たら赤ちゃんをひざ上に抱っこすること
- ベビーバシネットの中や下には荷物は置かないこと
- 赤ちゃんを寝かせたままトイレ等に行かないこと
ベビーバシネットの素材は金属フレームにキャンバス生地を張ったような作りです。大きさは幅80〜90cm x 奥行き40cmくらいでしょうか。 取り付け位置が大人のコシ・ハラ位置で結構高さを感じます。つかまり立ちができて動きまわれる赤ちゃんを、起きているときに入れるには若干の不安。
赤ちゃん用のブランケットは無料で貸してもらえますが、大人用のものは買取になります。大人は上着かマイブランケットを持ち込みましょう。

ウチの子もつかまり立ちをはじめていましたが、ベビーバシネットに座らせると割とおとなしくご機嫌にしていました。それでも動きまわれる子の場合は、起きている間は足元で遊ばせている方が安心です。
やがて、ウチの子も寝てしまったのでベビーバシネットに寝かせてみたら、そのまま数時間は起きることなくよく眠っていました。バシネットにもマジックテープの転落防止のベルトがあって安心。

ベビーバシネット付き席の1列はウチの予約席以外は空いていたので、娘も寝ている弟の様子を見に来たり、窓際に風景を見に行ったり割と自由に動けました。
息子がめざめたあとは、客室乗務員さんが代わる代わるやって来て「一緒に写真撮らせてもらえますか?」と、大人気の息子ちゃんでした。

数時間だけでも、ひざ上から離れて寝てくれるのは親たちも負担が軽くなって快適なフライトでした。
まとめ
我が家もLCCでのベビーバシネット付き席を初めて利用しましたが、オプション料払っただけの満足度は得られたと思います。
旅行先でめいいっぱい楽しむために移動は快適にして体力をたくわえておきたいですが、移動費の節約もしたいですよね。
そんな赤ちゃん連れのご家族はLCCのベビーバシネット付き席の利用も考えてみてはいかがでしょうか。

