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国有林内で狩猟をするための方法とポイント

山塊と森林

休日ハンターのなすとと(@_nastoto)です。

狩猟初心者にとって、実際に狩猟ができる猟場を見つけるのはなかなか大変ですし、なにかと不安もありますよね。

なすとと
その辺の山林に勝手に入って地主さんや、他の狩猟者ともめたりしないかな…

そんな猟場探し真っ最中の狩猟初心者には国有林に足を運ぶことをおすすめします。
この記事では国有林で狩猟する手続きやポイントについて書いています。

目次

国有林とは

国有林は、日本国政府によって保護管理されている森林のこと。主に農林水産省の外局である林野庁が管轄し、各地方森林管理局の下の森林管理署・支署、森林管理事務所によって管理されている。

出典: wikipedia

対する民有林には次の種類があります。

  • 私有林…個人や私企業が所有
  • 公有林…都道府県や市町村が所有
  • 共有林…個人が連名であるいは組合などを作って共有
とまかーか
日本の国土面積の約7割が森林で、うち約3割にあたる758万ヘクタールが「国有林野」なんだって

国有林=国が保護管理している森林ということなります。

国有林で狩猟をするには届出が必要

国有林で狩猟をするには管轄の森林管理局に入林届を提出する必要があります。お金は不要です。

入林届の届出の際に必要なもの

  • 鳥獣の捕獲等のための入林届(森林管理局HPよりDL可)
  • 届出を出す年度の狩猟登録者番号

以上を揃えて管轄の森林管理局に郵送します。

提出後、1〜2週間のうちには森林管理局の許可印が押された入林届が返送されてきます。ただし、届出提出時に狩猟者登録番号が必要なので、11月から狩猟解禁の地域では、猟期前に入林届の返送か間に合うかどうかギリギリなところです。

なすとと
でも、猟期前にある程度フィールド調査しときたいよなあ。その場合どうしたらいいんだろ?

猟期前にフィールド調査として国有林に入林したい場合、入林するエリアの詳細や地図、メンバーなどを書類にまとめて提出する必要があります。

国有林で狩猟をすることのポイント

山林の所有者への配慮がいらない

民有林の場合は自分が地元民でもない限り、あらかじめ山林の所有者とコンタクトをとり、許可を得たうえで狩猟をするというのはなかなか大変です。その点、国有林は国の管理なので届出をだせば気兼ねなく猟ができます

国有林内でも禁止エリアがある

自治体内の国有林はハンターマップ上でも色分けされています。

なすとと
ウチの自治体では水色のラインで囲まれてるエリアだな

ハンターマップ上ではひとくくりにされている1つの国有林の中でも、一部禁止区域が定められているところもあります。森林整備や調査等の作業で人が出入りすることもあり、時期によって禁止区域が変動するところもあります。

国有林内で狩猟する際の注意事項や禁止エリアなどの詳細は、入林届とともに森林管理局から送られてくる書類に記されているのでよく確認しましょう。

2018年度には北海道の国有林において、作業中の職員が狩猟者に誤射され死亡するという痛ましい事故も起きています。

自治体内の国有林に出されている入林届の目的・場所などの詳細は、森林管理局のホームページで確認できます。ほかに人の立ち入っている可能性がどの程度あるのか目安になるので、安全確保のためにも目を通しておきましょう。

まとめ

狩猟初心者にとって、入林届出さえだせば気兼ねなく狩猟ができる国有林は魅力的な候補地のひとつになります。

まずは狩猟ができる最寄りの国有林をさがして、現地に足を運んで獣の痕跡を探ってみてはいかがでしょうか。

あなたしか知らないとっておきの猟場が見つかるかもしれませんよ。

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