旅行大好き、なすとと(@_nastoto)です。
年末年始の休みに海外で過ごされる人も多いかと思います。今年は行き先をどこにしようか迷っていませんか?
それなら、世界の屋根で初日の出を迎える「ヒマラヤ・トレッキング」はいかがでしょう。
年末年始を海外で過ごしたい。せっかくの海外だし日本人だらけの場所や、ありきたりの渡航先はつまらない。どうせなら一生の思い出に残る年越しをしたい。
そんなあなたは、ヒマラヤの標高7〜8千mの山々の合間から登る初日の出を拝みに行って見ませんか?
僕も以前に初日の出を見にヒマラヤに行ってきました。高峰が連なる絶景の中から登る太陽は最高に美しかったですよ!体験談とともに紹介します。
ヒマラヤ・トレッキングとは
ヒマラヤ・トレッキングではネパール・ヒマラヤの高峰群を眺めながら山道を歩き、村々のロッジに滞在しながら数日間のトレッキングを楽しみます。
ヒマラヤ・トレッキングの舞台となるネパールは、地球上にある8,000m峰14座のうち最高峰のエベレスト(8,848m)を含む8座を抱える国です。それゆえ、トレッキングルートのバリエーションも豊富。2〜3日の短期コースから、数週間にもわたるロングルートまでいろいろ選べます。
ネパール・トレッキングの始まりは、今から約60年前。鎖国を解いたばかりのネパールに、イギリス人が山岳民族のシェルパ族を道案内と荷物運搬人として雇い山歩きをしたのが始まりで、このスタイルは今も受け継がれています。
トレッキング中は宿泊地(ロッジやテント)で必要な荷物、つまり歩いているときに不要な荷物は、専属のポーターやゾッキョが運んでくれるのです。そのため、トレッカーは日帰り登山で使用するデイパックひとつでトレッキングを楽しむことができます。
ヒマラヤ・トレッキングは高度な登攀技術が必要な登山とは違い、雄大な山々を眺めながらゆったり山道を歩きます。
ヒマラヤ・トレッキングツアーの主な内容です。
- トレッキングガイド付き
- ロッジ利用のためテントなど野営具は不用
- 専門的な登山技術は不用
つまり、標準的な体力がある人なら十分に楽しめるということです。。
初日の出を狙うならアンナプルナ山群がオススメ
ネパールで人気のあるトレッキングコースは大きく分けて次の2つです。
- クーンブ山群(エベレスト街道)
- アンナプルナ、ダウラギリ山群
年末年始休みに初日の出をターゲットに計画をたてるなら、アンナプルナ山群方面がオススメです。
理由は、
- 比較的短期の人気コースが選べる
- 街道や宿泊施設が整備されている
- ご来光を拝むには絶好の好展望地のプーン・ヒル(3,198m)がある
エベレストB.Cまで続くエベレスト街道のトレッキングも魅力的ですが、約20日間にもわたるロングトレイルです。一般の社会人には日程的になかなか難しいですよね。
またエベレスト街道の起点となる街ルクラへのアクセスはカトマンズからは陸路では日数がかかるため、空路が一般的。天候不良で欠航になりやすい路線のため、限られた休みの中では日程的なリスクが高いといえます。
その点、アンナプルナ山群の基点となる街ポカラへは、カトマンズから空路で30分。天候不良で飛行機が飛ばない場合でも、陸路でもタクシーで5〜6時間の距離です。移動手段が複数あることは、日程に限りのある人にとっては安心な行程と言えます。
年末年始の休みにヒマラヤからの初日の出を狙うならアンナプルナ山群のトレッキングがオススメです。
ヒマラヤ・トレッキングで初日の出を拝むプラン
アンナプルナ山群の拠点となる街ポカラから展望地のプーン・ヒル(3,198m)往復を目指す人気プランをみていきましょう。
トレッキングコースの所要日数は3泊4日からが一般的です。日本からの移動も考えれば、トータルで6泊7日ほどあれば無理のない計画でしょう。
大まかな行程は以下の通りです。
日本 → カトマンズ → ポカラ → トレッキング(数泊) → ポカラ → カトマンズ → 日本
僕の場合、年末の仕事納めから初日の出に間に合わすためには時間がなく、通常3泊4日のトレッキングルートを1泊短縮して2泊3日で歩きました。
なんとか初日の出に間に合い、すばらしいご来光を拝むことはできましたが、早朝から日が暮れるまで歩き通しだったのでかなり過酷でした…。無理のないトレッキング日程を組みましょう。
トレッキングのルートや滞在する村は、いくつかバリエーションがあるので、各ツアーの内容を見て検討しましょう。
日本発着ツアー
西遊旅行【アンナプルナ・ダウラギリ周遊ハイキング 9日間】
料金:368,000円
風の旅行社【アンナプルナ・ダウラギリ展望トレッキングと「つきのいえ」9日間】
料金:378,000円
現地発着ツアー
NCT【プーンヒルトレッキング カトマンズ発着プラン 4泊5日】
料金:$880〜$1,200
ヒマラヤ・トレッキングの服装・持ち物
宿泊は村々のロッジを利用するので、テントなどの野営道具や食材などは不要です。日帰り登山程度の山用品のほか、着替えや行動食程度でOK。
服装はトレッキング中はTシャツでも汗が出るくらいですが、プーン・ヒル(3,198m)で初日の出を待つときなどは気温はマイナスになるので、かなり冷え込みます。さらに、山頂では風が強く吹くことがあり、体感気温はさらに寒くなります。日本の真冬用よりも厚手の防寒対策や手袋を心がけましょう。
カトマンズ(1,336m)…最高:21℃ / 最低:3.2℃
ポカラ(800m)…最高:20.7℃ / 最低:8℃
ゴレパニ(2,860m)…最高:12.7℃ / 最低:-1℃
ヒマラヤ・トレッキングで重宝した持ち物
僕が持って行ってよかったな、と思えた持ち物を紹介します。
トレッキングポール
現地の人が普段利用している山道を歩くので、石畳で舗装されているところも多いです。ただし、歩きやすい反面かたい路面は脚への負担が大きく疲れやすいです。石積みの階段も急斜なところがたくさんあります。両手持ちのトレッキングポールで体への負担を逃がしながら歩きましょう。
ヘッドライト・ハンディライト
初日の出を見る際には暗闇の山道を歩くことになるので、ライトは必須です。
また、宿泊ロッジのある山間部の村は電力事情はよくありません。常にライトは携帯しておいたほうがよいですね。
アタックザック
コンパクトに折りたたみ収納できる小型の簡易ザックです。初日の出をみるプーン・ヒルへは、宿泊地のゴレパニからロッジに荷物を置いて往復してくることになります。そのため、カメラや行動食など少量の荷物を持っていける小型のアタックザックやウェストポーチがあれば便利です。
温熱カイロ
初日の出を待つ際は、マイナスの気温の中に長時間動かずにいることになります。僕が行ったときは、カメラの表面に霜がつくほどの冷え込みでした。かなり冷え込むので温熱カイロがあると助かります。
まとめ
ヒマラヤの高峰群に囲まれて見る初日の出は圧巻。万年雪に覆われた険しい山峰が、朝日を受けて先端から徐々に赤く染まっていく様子は神々しくもあります。
普段から鍛えてるわけでもなく、それほど体力に自信がない僕でも歩けたので、ヒマラヤとはいえどハードルは高くない山歩きと言えます。
一風変わった年末年始を過ごしたい方にはぜひオススメのプランですよ。
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