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狩猟初心者のための猟場探しポイント【シカ・イノシシ編】

登山用品と地図

狩猟初心者のなすとと(@_nastoto)です。

狩猟免許を取り、猟銃所持許可もおりた。つぎはいよいよ実猟、という狩猟初心者が次にぶつかる壁。それは猟場探しです。

なすとと
ハンターマップを見れば可猟区・禁猟区は分かるけど、まずはどこに行けばよいのやら…

そんな、猟場探しについてツテなしアテなしで困っている狩猟初心者の猟場探しのポイントについて紹介します。

こんな人におすすめの記事

  • 猟場探しに迷っている人
  • 猟隊に入らない単独猟初心者
  • 師匠・猟友など狩猟経験者が身近にいない人

目次

可猟区であること

当たり前ですが、禁猟区や鳥獣保護区でない場所を選びます。狩猟登録の際にもらえるハンターマップを参照しましょう。

しがらみの少ない猟場であること

狩猟者としては、山林の所有者・周辺住民に気兼ねなく猟をできる場所を見つけたいところです。さらにハイカーや他の狩猟者が立ち入らない場所だとなお良いでしょう。

となると候補地は、

  1. 人の立ち入らないであろう山深い場所
  2. 国有林(私有地でない場所)

になってきます。

狩猟初心者はまずは最寄りの国有林からはじめるのがオススメかと思います。

それぞれ特徴を見ていきましょう。

人の立ち入らないであろう山深い場所

山深いエリアは魅力的ですが、アクセス面はよくないので、いざという時に携帯の電波が入らなかったりと安全面で不安があります。山での単独行動に慣れて、丸1日たっぷり時間が取れる人むけです。

所有者のいる山林については、柵や立ち入り禁止の表示がない限り立ち入るのに法的には問題ありません。

ただし、所有者や周辺住民からすれば見慣れぬ車、見知らぬ人間がウロウロしてるのを見かけたら良い気がしないのも理解できます。猟銃を担いでいたらなおさらですよね。(相手が農家さんなら逆に喜ばれるかもしれませんね)

僕も実際に山林の側道に車を停めて猟場探をしていたら「うちの山に何か用?」と地主さんに声をかけられたことがあります。

その点、他に誰もこないような山奥は他人への気遣いは最小限で済むでしょう。ただし、単独猟をする場合は、GPSやモバイルバッテリー、ファストエイドキットなどは必ず持参して遭難防止・安全確保に努めましょう。

国有林(私有地でない場所)

一方、国有林であれば国の所有なので、届出を出せば気兼ねなく猟をすることができます。ただし、林野庁の職員や林業作業者、他の狩猟者・ハイカーなどが入林していることは考えられます。

2018年11月には北海道の国有林にて森林管理署の職員が狩猟者の誤射により死亡するという痛ましい事故も起きています。私有地ではないとはいえ、他の入林者には十分注意しましょう。

事前に管轄の森林管理局に狩猟目的の入林届を出して許可証をもらうのを忘れないようにしましょう。

ツテなしアテなしの狩猟初心者はまずは最寄りの国有林を探してみましょう。

獣の気配が濃い猟場であること

猟をするのに獣がいない場所だと話になりませんよね。確実に獣が生息している痕跡が濃い場所を見つけましょう。

目ぼしをつけた場所に、実際に獣がいるかどうかを確かめるには自分で山に入ってみるしかありません。山を歩いて足跡やフンなどの痕跡を見つけたらトレイルカメラを設置して、獣が確実にいるかチェックしましょう。

出没マップの目撃数ゼロの猟場を狙え

狩猟登録の際に送られてくる、シカ・イノシシ出没情報マップを参考に目撃数が多い場所は分かります。

そこから、獣の生息数が多そうな場所の目ぼしはつきますが、ここはあえて目撃数ゼロの場所を調査してみましょう。

理由はつぎのとおりです。

『目撃情報が多い場所=人の立ち入りが多い場所』です。獣も多いかもしれませんが、目撃者である人間も多いといえます。周辺住民やハイカー、他の狩猟者が多いと安心安全な猟場とはいえません。

逆に、目撃情報マップに『色がついていない場所』かつ『獣が生息している場所』であれば、『目撃情報がない=ほかに人の立ち入りがほぼない場所』といえ、自分だけが知る競合のいない格好の猟場となりえます。

実際、僕も出没情報マップの目撃数ゼロの場所で猟果をあげることができており、メインの猟場にしています。目撃数ゼロの可猟区から調査してみる価値はあるといえます。

アクセスしやすい猟場であること

こればかりは住んでいる場所により条件はずいぶん変わってきます。自宅の裏が猟場の人もいれば、最寄りの可猟区まで車で数時間かかる人もいるでしょう。

猟場まで遠い人もできるだけ、次の条件を満たせる場所を探すのがよいでしょう。

  1. 自宅からなるべく近い場所
  2. 車を猟場内まで乗り入れられる場所

狩猟初心者が猟果をあげるには、まずは猟場を歩いてよく知ることが重要です。足しげく通える場所がよいといえます。

また猟をするためには、猟銃ほか猟具がいろいろ必要です。その上、獲物が捕れたときには大量の肉も持ちかえらないといけません。できるだけ、猟場まで車を乗り入れられる場所がよいでしょう。

なすとと
バイクの機動性は捨てがたいけど積載量が少ないし。車だったら悪天候や寒さから逃れるシェルターがわりにもなるしね

まとめ

猟場探しは色々と制約があり、なかなか難しいですよね。僕も近場の低山から山奥まで猟場探しに歩きました。結局、「こんな都市部近くに獣がいるんだ」という、自宅からそう遠くない場所をメインの猟場にしています。

日本の国土の2/3は森林です。あきらめずに探せばあなたに最適な猟場も見つかるはず。山を散策しながらの猟場探しも猟の楽しみの一つですしね!

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